予防接種
愛知県春日井市の竹内医院では、お子さんの健やかな成長と、地域にお住まいの皆さんの健康を守るために、予防接種に力を注いでいます。ワクチンは、かつて多くの命を奪ったり重大な後遺症を残したりした感染症から、自分自身や大切な家族を守るためのもっとも有効な手段の一つです。医学的な根拠に基づいた適切な接種スケジュールをご提案しています。単に注射を打つだけでなく、お子さんの発達段階や体調、保護者の方の不安に寄り添いながら、安心して受けられる環境を整えています。地域に根ざした医療機関として、予防医学の観点から皆さんの生活をサポートします。感染症が流行する前に、適切な時期にワクチンを受けることは、地域全体の健康(集団免疫)を高めることにもつながります。予防接種に関する疑問や、スケジュールの立て方、副反応への不安などがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
予防接種で予防できる病気や症状
予防接種の最大の目的は、特定の細菌やウイルスに対する抵抗力(免疫)をつけることで、感染症の発症を抑えたり、たとえ感染しても重症化を防いだりすることにあります。現代では多くのワクチンが開発され、以前に比べて子どもたちが命に関わる病気にかかるリスクは大幅に減少しました。当院で実施している主な予防接種と、それによって防げる病気について詳しく解説します。
インフルエンザ
毎年冬を中心に流行するインフルエンザは、高熱や頭痛、全身の倦怠感を引き起こします。特にお子さんの場合はインフルエンザ脳症、高齢の方の場合は肺炎などの合併症を招く恐れがあります。毎年のワクチン接種によって発症や重症化のリスクを軽減することが期待できます。
麻しん(はしか)と風しん
麻しんは非常に感染力が強く、肺炎や脳炎を合併することがあります。風しんは、妊娠初期の女性が感染すると、お腹の赤ちゃんに心疾患や難聴などの障害(先天性風しん症候群)が出る可能性があります。当院では、これらを予防するMR混合ワクチンの接種を推奨しています。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
耳の下の唾液腺が腫れる病気です。合併症として難聴(ムンプス難聴)や髄膜炎、精巣炎などが知られています。任意接種ではありますが、将来的な後遺症を防ぐために非常に重要なワクチンです。
五種混合
ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブを予防するワクチンです。百日咳は乳幼児が感染すると呼吸困難に陥ることがあり、破傷風は傷口から菌が入って神経に作用する恐れがあります。これらをまとめて予防することで、お子さんの負担を軽減しながら免疫をつけることができます。
日本脳炎
コガタアカイエカという蚊が媒介するウイルスによって起こる脳炎です。発症すると高い確率で後遺症が残ったり、命に関わったりすることもあります。温暖化に伴い日本脳炎の罹患リスクは高まっており、確実な定期接種が必要です。
小児用肺炎球菌とヒブ(インフルエンザ菌b型)
これらは細菌性髄膜炎という、脳を包む膜に細菌が入り込む重篤な病気の主な原因となります。ワクチンが登場する前は多くのお子さんがこの病気に苦しんでいましたが、予防接種の普及により発生頻度は劇的に低下しました。
料金について
当院で実施している主な予防接種の料金は以下の通りです(2026年3月現在の情報になります)。特にお子さんは定期接種(公費負担)の対象期間内であれば、春日井市の予診票を持参いただくことで原則無料となります。任意接種については、以下の自費料金が発生します。
| ワクチン名 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| インフルエンザ | 3,500円〜 | 例年9月から1月まで行っています |
| フルミスト | 7,000円〜 | 例年9月から1月まで行っています |
| おたふくかぜ | 7,700円 |
2回接種をお勧めしています。公費助成がある場合があります |
| 子宮頸がん | 27,500円 | 2回または3回接種が必要です。公費助成がある場合があります |
| 帯状疱疹 | 22.000円 | 2回接種が必要です。公費助成がある場合があります |
| 高齢者肺炎球菌 | 13,200円〜 | 公費助成がある場合がありますが、21価ワクチンをお勧めしています |
| RSウイルス | 26,400円〜 | 妊娠中の方は公費助成がある場合があります |
予防接種についてのよくある質問
Q1. 予防接種を受けた後に熱が出たのですが大丈夫ですか?
A1. ワクチン接種後の発熱は、体内で免疫を作ろうとする反応(副反応)としてよく見られる症状です。多くの場合、1日から2日程度で自然に下がります。ただし、ぐったりしている、水分が摂れない、高熱が続くといった場合は、早めに当院へご連絡いただくか受診してください。
Q2. 同時接種をしても安全性に問題はありませんか?
A2. 複数のワクチンを同時に接種しても、それぞれのワクチンの効果が落ちたり、副反応が強く出たりすることはないと医学的に考えられています。何度も来院する負担を減らし、必要な免疫を早くつけるために、当院でも同時接種を推奨しています。
Q3. 卵アレルギーがあってもインフルエンザワクチンは打てますか?
A3. インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵を使用しますが、精製されているため含まれる卵成分はごく微量です。重度の卵アレルギーがある場合は慎重な判断が必要ですが、状態を確認しながら判断いたします。
Q4. 接種スケジュールを忘れてしまった場合はどうすれば良いですか?
A4. 予定の時期を過ぎてしまっても、ほとんどの場合は途中から再開が可能です。母子手帳をお持ちいただければ、小児科専門医の視点から、最適なリカバリープランを一緒に考えさせていただきます。
Q5. 春日井市以外に住んでいますが、接種は可能ですか?
A5. 市外の方でも定期接種を受けられる場合があります。事前にお住まいの市町村での手続きが必要なことが多いため、まずは当院か市町村の保健センターへお問い合わせください。
当院でおこなっている予防接種について
内科・小児科 竹内医院では、単に「注射を打つ場所」としてだけでなく、お子さんの健康をトータルで守る拠点でありたいと考えています。当院の予防接種診療には、いくつかの大きな特徴があります。
専門医による質の高い診療
当院には、小児科専門医、小児神経専門医、そして臨床内科医会専門医が在籍しています。これは、一般的な予防接種だけでなく、神経疾患やアレルギー、発達障害などの持病があるお子さんに対しても、その特性を理解した上での適切な接種が可能であることを意味しています。例えば、てんかんなどの持病がある場合、接種のタイミングや体調管理に細心の注意が必要ですが、専門的な知識に基づいて判断を行います。
感染対策と安心の環境
予防接種や乳児健診に来られた方が、風邪などの感染症をもらわないよう、当院では時間帯の分離や待合室の工夫を行っています。清潔な環境で安心して受診いただけるようスタッフ一同努めています。また、駐車場も15台完備しており、お車で来院される際もスムーズです。
地域に根ざした一貫したサポート
私たちは、お子さんの予防接種から大人の生活習慣病予防まで、家族全員の健康管理を担う「かかりつけ医」を目指しています。篠木町という場所で、代々地域の皆さんと歩んできた歴史を大切にし、困ったときにいつでも相談できる存在でありたいと考えています。院内処方により、接種後に万が一お薬が必要になった場合も、その場でお渡しできる利便性があります。
メッセージ
私たちが日々の診療で最も大切にしているのは、患者さんとの対話です。予防接種は、健康な時に受けるものだからこそ、不安を感じる保護者の方も少なくありません。「この注射は本当に必要なの?」「副作用が心配」といったお悩みを持つのは、親御さんとして当然のことです。
私たちは、医学的なエビデンスに基づきつつ、目の前の患者さんにとってベストな選択肢を提案することを心がけています。特に、私たちが強みを持っている小児科診療の知見は、予防接種の場面でも非常に役立ちます。例えば、けいれんの既往があるお子さんのワクチン接種など、専門的な判断が求められるケースにおいても、これまで培ってきた経験を活かして丁寧に対応いたします。
この春日井で、皆さんが安心して子育てをし、健康に過ごせるようお手伝いをすることが私たちの使命です。お買い物のついでや、少し気になることがある時など、どうぞ気軽にお立ち寄りください。私たちは、どんな些細な相談も真摯に受け止めます。「竹内医院に来て良かった」と笑顔で帰っていただけるよう、これからも誠実な医療を提供し続けます。皆さんの健康への第一歩を、私たちが全力でサポートいたします。
